コンタクトレンズを利用されている方で、意外と理解されていないことがあります。
それは「破棄方法」です。
使用済みレンズを、自宅の洗面所・トイレに流して破棄されている方が多くみられます。
当院でも、患者さんに尋ねてみると、ゴミ箱以外に捨てている方がいます。
下水処理場に着いたレンズは、分解されず、細かく砕かれたマイクロプラスチックになっています。
河川や海に流れ込み汚染の問題を悪化させていることで近年問題視されています。
今年7月からは、全国でプラスチック製買い物袋(レジ袋)の有料化が実施されています。
地球環境とライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。
プラスチックは非常に便利な素材です。あらゆる分野で私たちの生活に貢献しています。
その反面、過剰な使用を抑制・正しい破棄方法を理解していかなければ、
海洋プラスチックごみ、地球温暖化などの課題が加速していきます。
コンタクトレンズも、正しい破棄方法を伝えていかなればいけないと思います。
コンタクトレンズの破棄方法については、自治体によって分類が異なりますので、可燃・不燃の確認が必要です。
決して、洗面所やトイレに流して破棄することはしないでください!!
眼科スタッフも、正しく利用・破棄方法を患者さんに説明していきたいと思います。