スタッフブログ

2015.12.04更新

今日は、色覚検査についてお話したいと思います。

先天赤緑色覚異常は男子の約5%(20人に1人)
女子の0.2%(500人に1人)の 割合でみられます。

かつて小学校で施行されていた「色覚検査」
小学校4年生を対象に検査をされていました。

しかし、「色覚検査は差別につながる」という
反対の意見が挙がり、2003年(平成15年)以降
学校での検査施行義務が廃止になりました。
大半の学校で色覚検査を施行しなくなりました。

1993年(平成5年)生まれ以降の方は、
学校での色覚検査を受けた事がないという
方が多いと思います。

学校での色覚検査施行義務が廃止になり、
10年以上が経ちました。

現在、色覚検査の必要性の再認識されています。

大きな理由として、今まで学校での色覚検査を
受けた事がない子供が就職活動をする際に、
初めて色覚異常を指摘されてしまったため、
就職活動に影響が出たケースがあります。

また、学校でも色覚異常の知識が薄れてしまい、
十分な対応が出来ていないケースもあります。

色覚異常があっても、日常生活の支障はほとんど
ありません。
しかし、安全上の理由などで正常な色覚が条件の
職業はあります。
色覚検査を行い診断を受け、自覚をすることは、
本人にとってとても大切な事だと思います。
自覚することで、将来の進路、学校や家庭での
生活方法を身につけることができます。

当院では、「色覚検査」の必要性を最認識し、
色覚検査の検査器具を3つ揃えております。

1.石原色覚検査表Ⅱ(国際版38表)
2.標準色覚検査表(SPP)
3.パネルD-15

来年度より、学校から色覚検査のお知らせが
あります。任意ですが、お子さんのためにも
一度は色覚検査をおすすめします。

検査を希望される方、色の見え方が気になる方、
お気軽に当院にご相談くださいsign01







投稿者: 山﨑眼科

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